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こんやがやまだ。

日々思ったことや日記などをつらつらと書いていきます

ヒトは資源じゃない

 日本の労働環境が問題視されて久しいですが、去年あたりから政府が本腰を入れて長時間労働に対する対策を講じるようになってきたと思います。

今年の2月からは一部の会社で月末の金曜日は3時に帰宅できる「プレミアムフライデー」も始まりました(今更ですが)。一部問題点はあるとしても、とりあえず何かを始めるのはいいことではないでしょうか。プレミアムフライデーで救われた人もいるんじゃないかな。

 

 ただ個人的には、日本の労働環境は理想には程遠い。そしてプレミアムフライデーも、日本の労働環境が抱える問題の根本的な解決には繋がらないと考えます。

 

  • そもそも何が問題なのか?

 劣悪な労働環境の代名詞として長時間労働がよく挙げられますが、だからと言って勤務時間無理矢理短くしたろ!っていうのは安直なアプローチにすぎません。それで本当に勤務時間が短縮されるのは元々優良企業に勤めている人ではないでしょうか。

 仕事で疲弊して最悪自殺してしまうのは、法定時間内では到底処理しきれないほどの仕事を抱えている会社に勤めている人だったり、上下関係などでストレスを抱えている人だったり、元々三六協定前提で仕事を進めている企業の人たちではないでしょうか。

 本当に救うべきはこういった会社の人たちで、でもそんな会社に法律で押さえつけようとしても元々守る気もないんだから効果があるのか疑問です。それに問題は長時間労働だけではないでしょう。賃金が安すぎたり、それどころか未払いだったり、セクハラ、パワハラなんかも問題になってます。

 

  • 労働者の社会的地位の低さ

 僕が思うに、労働者の社会的地位が低いことがそもそもの問題ではないかなと思います。本来、労働者の権利を守るために労働組合が会社ごとにあったりしますが、それすらも減少傾向にある…。

 

r25.jp

「じゃあ労働組合作ればいいじゃん!」

 ってなるのはそりゃまあそうなんですが、いわゆるブラック企業だと労働組合に入ると給料を下げられたり(違法です)、そもそも労働組合の活動をする時間を取れないほど働かされるという実態が報告されています。本来労働者を守るべきの労働組合が機能できてないのは、そういった理由があります。これもやっぱり労働者の地位が低いから、労働者は会社に奉仕して然るべきみたいな風潮があるからなんじゃないかなと僕は思います。

 

  • ヒトは資源じゃない

 ヒト、モノ、カネ、情報は経営資源と言われています。大学の経済の授業で一番はじめに習ったのもこれだったような気もするレベルで浸透している言葉です。でも冷静になって考えてみると、ヒトが資源っておかしくないですか?ヒトは人ですよ。4つの経営資源の本質を理解していればそんなこともないのではないかとも思いますが、これほどまでにブラック企業が問題になっている現状をみると、多くの経営者はヒトを資源として使い潰そうとしてるとしか思えない。確かに単純な労働力と考えると代わりはいくらでもいると言えるのかもしれないですが、そこに人間的な配慮は全くないですよね。

 

 会社にとって、人はあくまでパートナーなんです。使い潰すものじゃない。経営者はもちろんですけど、それ以上に働く人一人一人がこの意識を持つべきだと思います。